Suicide Syndrome


 【After Words】




 まずはここまでお読みくださりありがとうございました。
 執筆者の片瀬煉でございます(ぺこり)

 簡単ですが後書でも、と思いつつ書いております。
 他のサイト様でこの手の中身は見たことがないので、受け入れていただけるかどうかが心配では合ったりします。

 あまり書いても冗長なので、簡単に数点。

 サブタイトルはすべてラテン語です。
 格言になってまして、詳しくはこちら。
 序:Alea iacta est(賽は投げられた)
 春:Dum fata sinunt vivite laeti.(運命が許す間、嬉々として生きよ)
 夏:Horas non numero nisi serenas.(私は明るい時間だけを数える。)
 秋:Timor mortis conturbat me.(死の恐れは私を困惑させる。)
 冬:Credo certe ne cras.(私は明日がないことを確信する)
 終:Nemo nisi mors.(死以外誰も(私たちを引き離せない)。)
 中では詳しく言及してませんが、1年間のつもりで書いてました。
 だから上の流れが春夏秋冬なのですが。

 冬(4話目)のラストと終章ですが。
 こちらは読んでくださった方に解釈をお任せいたします。
 また死んだのだと思ってくださってもよいですし、そのまま生き延びたと思っていただけてもいい。
 最初は書こうと思いましたがあえてぼかす方向で。

 ひとがきれいにこわれていくさま、というのを書いてみたかったのですが、大変でした。
 読んでくださって、少しでも何か、感じていただけたなら嬉しいです。
 他にも描きたかったエピソードなどはちらほらありますので、この話を基盤とした話が増える可能性も。
 まだ予定は未定、ではありますけれども。
 では、蛇足のような後書も読んでいただきましてありがとうございました。

2007/12/18 Ren Katase